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デバイスコントロールを使用したテープへの書き出し
デバイスコントロールを使用してビデオテープへ書き出す場合は、デバイスコントロールでビデオをキャプチャするときと同様に、コンピュータとカメラまたはデッキの両方が正しく設定されていることを事前に確認します(デバイスコントロールの設定を参照してください)。
Adobe Premiere Pro 互換のプラグインソフトウェアを利用して機器と接続する場合は、本書で記載されている説明とは異なるデバイスコントロールオプションが表示されることがあります(詳しくは、デバイスの取扱説明書を参照してください)。
シーケンスを HDV デバイスに書き出すには、まず HDV 形式に変換する必要があります。Adobe Premiere Pro では、シーケンスを HDV に書き出す直前に、自動的にトランスコード処理が実行されます。
注意: HDV デバイスのテープへの書き出しができるのは、Windows で FireWire を使ったデバイスコントロールを使用している場合だけです。
- ビデオ録画デバイスの電源が入っていて、正しいテープがデバイスにセットされていることを確認します。必要に応じて、録画を開始する位置のタイムコードを確認し記録しておきます(このためには、タイムコードが記録されているテープを使用する必要があります。テープのストライピングまたはタイムコードの置き換えを参照してください)。
- 書き出すシーケンスをアクティブにし、書き出すシーケンスのセクションにワークエリアバーを配置します。
 タイムラインパネルに表示されるシーケンスの領域全体にワークエリアバーを配置するには、タイムラインルーラのすぐ下のスペース部分をダブルクリックします。最初にシーケンス全体を表示するには、バックスラッシュキー(\)を押します。
- ファイル/書き出し/テープへ書き出しを選択します。
- Adobe Premiere Pro でデッキをコントロールするには、「レコーダをアクティブ」を選択して、次のいずれかの操作を行います。
テープの特定のフレームから記録を開始するように指定するには、「タイムコード指定」を選択し、インポイントを入力します。このオプションを選択しない場合は、現在のテープ位置から録画が開始されます。
デバイスのタイムコードを記録開始時間と同期させるには、「ムービー開始オフセット」を選択して、ムービーの再生をどの程度遅らせるかをフレーム単位で入力します。一部のデバイスでは、ムービーの再生からデッキが記録を開始するまでの間に若干の遅延が発生するため、この設定が必要です。
デッキで一定の速度に安定させるために指定された開始時間の前に Adobe Premiere Pro でテープを送るには、「プリロール」を選択して、録画を開始する前に再生するフレーム数を入力します。多くのビデオ録画デバイスは、150 フレームで安定速度に達します。
- 「オプション」セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。
- ドロップフレームが n フレーム発生したら中止
- 正常に書き出されないフレーム数が指定した数に達すると、自動的に書き出しを終了します。ボックスに値を指定します。
- ドロップフレームの発生を報告
- ドロップフレームの発生を警告する報告テキストを生成します。
- 書き出し前にオーディオをレンダリング
- 複雑なオーディオを含むシーケンスで書き出し中のドロップフレームの発生を防止します。
- 「書き出し」をクリックします。HDV デバイスの場合は、「レンダリングして書き出し」をクリックします。
HDV デバイスに書き出す場合は、レンダリング中であることを示すダイアログボックスが開き、HDV への変換の進捗が進行状況バーで表示されます。通常は、変換処理が 50%ほど完了した時点で、テープへの書き出しが開始されます。
- 書き込みが終了すると、「書き出しステータス」の「ステータス」に「書き出しの正常終了」というメッセージが表示されます。それ以上書き込みを行わない場合は、「キャンセル」をクリックして、テープへ書き出しダイアログボックスを閉じます。
注意: デバイスコントロールが使用できないと表示された場合は、「キャンセル」をクリックします。編集/環境設定を選択し、デバイスコントロールをクリックします。「デバイスコントロール」のDVデバイスコントロールオプションでデバイスが正しく設定されていることを確認し、「OK」をクリックします。その後、もう一度テープへの書き込みをやり直してみます。
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