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ターゲットトラックの指定

シーケンスには、複数のビデオトラックとオーディオトラックを含めることができます。クリップをシーケンスに追加する場合は、追加先のトラックを指定する必要があります。各種オーディオおよびビデオのいずれについても、1 つまたは複数のトラックをターゲットにできます。ターゲットトラックの指定方法は、編集モードによって異なります。

  • クリップをドラッグしてシーケンスに追加する場合は、ドロップ先がターゲットトラックになります。Ctrl キー(Windows)または Command キー(Macintosh)を押しながらドラッグしてクリップをインサートすると、挿入した分だけ移動させられるトラックに三角マークが表示されます。

    シーケンスへクリップをドラッグしているときのターゲットトラックの指定

  • ソースモニタのコントロール(またはキーボードショートカット)を使用してシーケンスにクリップを追加する場合は、あらかじめターゲットトラックを指定する必要があります。複数のビデオトラックまたはオーディオトラックを一度にターゲットに指定できます。また、1 つのビデオトラックまたはオーディオトラックのみをターゲットにすることも可能です。タイムラインパネルで、ターゲットトラックとして指定するトラックのトラックヘッダ領域をクリックします。ターゲットトラックのヘッダ領域は、ハイライト表示されます。
    トラックターゲット指定コマンドの一部には、キーボードショートカットを割り当てることもできます。
    ターゲットのビデオおよびオーディオトラックのハイライトされたヘッダ

  • ソースモニタでクリップのトラックをシーケンスの 1 つまたは複数のトラックにマップするには、各ソースクリップのトラックを示すソーストラックインジケータを 1 つまたは複数の選択されたシーケンスのトラックにドラッグします。オーディオのソーストラックインジケータは、ソースクリップのチャンネル設定に一致するオーディオトラックにだけ配置できます。例えば、ステレオクリップのオーディオトラックインジケータは、シーケンス内のステレオトラックにのみ配置できます。

クリップをオーバーレイする場合は、どちらの追加方法(クリップをドラッグ、またはソースモニタのオーバーレイボタン)でもターゲットトラック内のクリップだけが影響を受けます。

クリップを挿入する場合は、クリップがターゲットトラックに挿入され、ソースクリップが位置するロックされていないほかのトラック内のクリップも、挿入したクリップの分だけ後ろに移動されます。別のトラックで同期ロックボタンを有効にして、トラックを移動するよう指定することもできます。

ほかのトラック内のクリップを移動せずにクリップを挿入するには、Ctrl+Alt キー(Windows)または Command+Option キー(Macintosh)を押しながらクリップをトラックへドラッグします。

ビデオクリップは任意のビデオトラックにドラッグできますが、オーディオクリップは互換性のあるオーディオトラックにしか追加できません。オーディオクリップは、マスターオーディオトラックまたはサブミックストラックには追加できません。チャンネルの種類(モノラル、ステレオ、5.1)が同じで互換性のあるオーディオトラックにだけ配置することができます(シーケンス内のオーディオトラックについてを参照してください)。

ビデオとオーディオがリンクされているクリップは、ビデオまたはオーディオのいずれかのトラックにドラッグできますが、ビデオとオーディオの各コンポーネントは、対応する適切なトラックに別個に表示されます。

注意: 現在どのトラックがターゲットトラックになっているかに関係なく、クリップは、ロック解除されていて、互換性のある任意のトラックにドラッグできます。ロックされているトラックをターゲットトラックにすることはできません。ターゲットトラックをロックすると、そのトラックはターゲットトラックではなくなります。