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スリップ編集とスライド編集
リップル編集とローリング編集を使用して 2 つクリップ間の編集ポイント(カット)を調整できるのと同様に、スリップ編集とスライド編集を使用して、3 つのクリップで構成されているシーケンスの 2 つの編集ポイントを調整できます。スリップツールまたはスライドツールを使用すると、プログラムモニタには編集対象の 4 つのフレームが表示されます。ただし、オーディオクリップだけを編集している場合は、このようには表示されません。
通常、スリップツールとスライドツールは、3 つの隣接するクリップの中央のクリップに対して使用しますが、一方の端がクリップに隣接していて、もう一方の端がスペースに隣接している場合も正常に機能します。
スリップ編集スリップ編集では、1 回の動作でクリップのインポイントとアウトポイントが同じフレーム数だけ前後に移動します。スリップツールでドラッグすることで、クリップのデュレーションを維持しながら、隣接するクリップに影響を与えずにクリップの開始フレームと終了フレームを変更できます。
 スリップ編集の場合、クリップを左にドラッグすると、ソースのインポイントとアウトポイントが前に移動します。
- スリップツール
を選択します。
- 調整するクリップにポインタを移動します。クリップのインポイントとアウトポイントを前に移動するには、左にドラッグします。反対に、後ろに移動するには、右にドラッグします。
クリップのソースのインポイントとアウトポイントが更新され、結果がプログラムモニタに表示されます。クリップとシーケンスのデュレーションは維持されます。
スライド編集スライド編集では、クリップを移動すると、移動した分だけ隣接するクリップがトリミングされます。スライドツールでクリップを左または右にドラッグすると、前のクリップのアウトポイントと後続のクリップのインポイントは、移動したフレーム数だけそれぞれ左右に移動します。クリップのインポイントとアウトポイント(つまり、クリップのデュレーション)は変わりません。
 スライド編集では、クリップを左にドラッグしてシーケンスでの開始時間を早くすると、前にあるクリップが短くなり、後ろのクリップが長くなります。
- スライドツール
を選択します。
- 調整するクリップにポインタを移動します。前のクリップのアウトポイントと後ろのクリップのインポイントを前に移動するには、左にドラッグします。前のクリップのアウトポイントと後ろのクリップのインポイントを後ろに移動するには、右にドラッグします。
マウスボタンを放すと、クリップとシーケンスのデュレーションがそのまま維持された状態で、クリップのソースのインポイントとアウトポイントが更新されます。編集の結果はプログラムモニタに表示されます。移動したクリップは、シーケンスでの位置以外は変更されません。
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