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VST エフェクトの操作

Adobe Premiere Pro では、Steinberg VST(Virtual Studio Technology)オーディオプラグイン形式がサポートされています。これにより、他社製の VST オーディオエフェクトを追加することができます。Adobe Premiere Pro には、VST プラグインエフェクトもあります。これらのエフェクトは、オーディオミキサーとエフェクトコントロールパネルの両方に表示されます。トラックに対するエフェクトとして VST プラグインを使用することができる場合もあります。VST エフェクトは、ほかのエフェクトと同じ方法でトラックやクリップに適用します。

オーディオミキサーのエフェクトとセンドの設定領域では、VST エフェクトはエフェクトの選択ポップアップメニューに表示されます。エフェクトパネルでは、オーディオエフェクトビンに表示されるので、クリップごとにエフェクトを適用することができます。ほとんどの場合、VST エフェクトは、そのエフェクトがサポートするチャンネル数に対応したトラックタイプのオーディオエフェクトビンに表示されます。例えば、ステレオ VST エフェクトは、オーディオミキサーではステレオトラックのトラックエフェクトポップアップメニューのみに表示され、エフェクトパネルのオーディオエフェクトビンではステレオビンに表示されます。いずれかの VST エフェクトを適用すると、そのエフェクトのコントロールが表示された独立したウィンドウを開くことができます。エフェクトにオートメーションを使用する場合などは、VST エディタウィンドウをいくつでも開いておくことができます。ただし、プロジェクトを閉じると VST エディタウィンドウもすべて閉じられます。

Adobe Premiere Pro 以外の VST 互換アプリケーションがインストールされている場合、既存の VST フォルダから VST エフェクトが検索されます。Adobe Premiere Pro アプリケーションの Plug-ins フォルダには、Adobe Premiere Pro が使用するためだけのプラグインファイルが入った VSTPlugins フォルダがあります。

注意: Adobe 製ではない VST エフェクトを使用する場合、各プラグインのコントロールレイアウトおよび処理結果はプラグインメーカーの仕様に従ったものになります。Adobe Premiere Pro では、各メーカーの仕様に従ったコントロールの表示と処理のみが行われます。