PDF (adobe.com)

出力先のほうがチャンネル数が少ない場合のミックスダウン

トラック出力をチャンネル数の少ないトラックまたはデバイスへルーティングすると、ルーティング先のトラックのチャンネル数に合わせてオーディオがミックスダウンされます。シーケンスのオーディオはマスターオーディオトラックのチャンネル数より少ないチャンネル数しかサポートしていないオーディオ機器で再生される可能性があるので、多くの場合はミックスダウンが必要になります。例えば、5.1 サラウンドオーディオを使用する DVD を作成したとしても、視聴者が使用するスピーカーシステムまたはテレビがステレオ(2 チャンネル)またはモノラル(1 チャンネル)しかサポートしていない場合があります。このほか、出力元よりもチャンネル数の少ないトラックへトラック出力を割り当てた場合は、プロジェクト内部でもミックスダウンが行われます。Adobe Premiere Pro には「5.1 ミックスダウンタイプ」オプションが用意されており、5.1 サラウンドオーディオをステレオまたはモノラルに変換する方法を指定することができます。変換方法は、前方チャンネル、後方またはサラウンドチャンネルおよび LFE(低域補強エフェクトまたはサブウーファー)の組み合わせから選択することができます。