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Photoshop のレイヤーファイルの読み込み

Photoshop ファイル形式で保存されたレイヤーファイルを読み込む場合は、Photoshop ドキュメントを読み込みダイアログボックスでレイヤーの読み込み方法を選択することができます。
注意: 特殊な描画モードやノックアウトオプションなど、Photoshop の一部のレイヤー属性はサポートされていません。最適な結果を得るには、 Photoshop の基本的な透明および不透明設定を使用してください。

Adobe Premiere Pro は、オリジナルのファイルに適用されている位置、不透明度、可視領域、透明度(アルファチャンネル)、レイヤーマスク、調整レイヤー、共通のレイヤーエフェクト、レイヤークリッピングパス、ベクトルマスク、クリッピンググループなどの属性を読み込みます。Photoshop は、白の背景を不透明な白で書き出し、アルファチャンネルをサポートする形式に書き出す場合はチェッカーボードの背景を透明なアルファチャンネルとして書き出します。

レイヤーの Photoshop ファイルを読み込むと、Photoshop で作成したグラフィックを簡単に使用できます。Adobe Premiere Pro で統合されていないレイヤーを含む Photoshop のファイルを読み込むと、ファイル内の各レイヤーはビンでは個別のクリップになります。各クリップの名前は、レイヤー名の後ろにレイヤーが格納されていたファイル名を追加した形式になります。各レイヤーは、「環境設定」の静止画で選択した初期設定のデュレーションで読み込まれます。

ほかの Photoshop ファイルと同様に、ビデオやアニメーションが含まれた Photoshop ファイルも読み込むことができます。各レイヤーは静止画像のデフォルトデュレーションで読み込まれるため、読み込まれたビデオやアニメーションは Photoshop ファイルのソースとは異なる速度で再生される場合があります。同じ速度で再生するには、Photoshop ファイルを読み込む前に静止画像のデフォルトデュレーションを変更します。例えば、Photoshop アニメーションが 30 fps で作成されており、Adobe Premiere Pro のシーケンスフレームレートが 30 fps の場合、環境設定で Adobe Premiere Pro の静止画のデフォルトデュレーションを 30 フレームに設定します。

Photoshop ドキュメントを読み込みダイアログボックスで選択したオプションによって、Adobe Premiere Pro に読み込んだ場合のビデオやアニメーション内のレイヤーの処理方法が決まります。

読み込みダイアログボックスで、レイヤーを含む Photoshop ファイルの読み込みを選択すると、Photoshop ドキュメントを読み込みダイアログボックスが表示され、読み込みメニューにファイルの読み込み方法のオプションが表示されます。
すべてのレイヤーを統合
すべてのレイヤーを統合して、ファイルを統合された 1 つのクリップとして Adobe Premiere Pro に読み込みます。

レイヤーを統合
選択したレイヤーを統合された 1 つのファイルに統合します。

個別のレイヤー
リストから選択したレイヤーのみを、それぞれ個別のクリップとしてビンに読み込みます。

シーケンス
選択したレイヤーを 1 つのクリップとして読み込み、クリップが含まれた Adobe Premiere Pro シーケンスを作成し、すべてをプロジェクトパネルのビンに取り込みます。シーケンスを選択すると、フッテージのサイズポップアップメニューで次のオプションを選択できます。
ドキュメントのサイズ
シーケンス設定ダイアログボックスで指定したフレームサイズと一致するようクリップのフレームサイズを変更します。

レイヤーのサイズ
Photoshop ファイルのソースレイヤーのフレームサイズとクリップのフレームサイズを一致させます。
注意: 1 つのレイヤーを単独のクリップとして読み込むと、プロジェクトパネルに表示される名前は、レイヤー名の後ろにオリジナルのファイル名を付けた形式になります。