Adobe Premiere Pro CS4 | ![]() |
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オンライン編集とオフライン編集についてオンライン編集では、ビデオプログラムの最終出力に求められる品質でクリップをキャプチャします。これは、Adobe Premiere Pro で編集を行う場合の通常の手法です。オンライン編集は、ホストコンピュータの処理速度と記憶容量が、使用するビデオ形式の要件を十分満たしている場合に正しく機能します。例えば、最近のコンピュータは高解像度の DV のデータレートを処理できますが、HDV や HD フッテージなどの大きなデータレートを扱うための要件を満たすことが困難な場合もあります。このような場合には、オフライン編集を行うのが一般的です。 オフライン編集では、編集時には低品質でクリップをキャプチャし、最終制作物としてレンダリングおよび書き出しを行う際に、高解像度でキャプチャし直します。低解像度クリップを使用することで、標準的なコンピュータでもパフォーマンスの低下や記憶容量不足に悩まされずに、HDV や HD フッテージなどのサイズの著しく大きいアセットを編集できるようになります。また、ロケ中でも、ラップトップコンピュータを使用して編集作業を行うことができます。 プロジェクトの編集をすべてオフラインで行いたい場合は、2 つの工程に分けて作業を進めます。すなわち、オフラインでクリエイティブな方向性を決め、その後、オンラインに切り替えて、微調整やカラー補正などの仕上げ作業を行います。 例えば、Adobe Premiere Pro で HD プロジェクトのオフライン編集を行い、Advanced Authoring Format(AAF)や EDL でプロジェクトを書き出して、より高性能なハードウェアで構成された編集システムに転送することができます。その後、このシステムで、HD の高解像度での最終的なオンライン編集とレンダリングを行います。 |