音声のテキストメタデータへの変換
Adobe Premiere Pro および Soundbooth を使用すると、音声を書き起こしテキストに変換して、他のメタデータプロパティと同様に編集および検索することができます。この強力なテクノロジによって、特定の語句が話された時間軸上の位置に移動できるので、編集、広告および字幕を適切に揃えるのに役立ちます。
注意: 正確なスピーチの書き起こしには、高品質なオーディオが必要です。バックグラウンドのノイズによって、精度が大幅に低下します。このようなノイズを除去するには、Soundbooth のツールおよびプロセスを使用します。
音声の書き起こし
ワークスペースで、ファイルまたはクリップを選択します。
メタデータパネルの下部にある「書き起こし」をクリックします。
「言語」および「品質」オプションを設定し、また、書き起こしテキストを人物ごとに分けて作成する場合は「スピーカーを識別する」を選択します。
注意: 「範囲」オプションは、Soundbooth の、書き出し/Speech Transcription コマンドにのみ適用されます。詳しくは、Soundbooth ヘルプの「Flash キューポイントの操作」を参照してください。
「OK」をクリックします。
書き起こされた音声は、「Speech Transcript」セクションに表示されます。処理時間はクリップの長さとほぼ同じです。例えば、クリップの長さが 1 分である場合、書き起こしテキストは約 1 分後に表示されます。

音声の書き起こしテキストを含むファイルを After Effects に読み込む場合、各単語はコンポジションのレイヤーマーカーとして表示されます。
書き起こしテキストの特定の単語への移動
「Speech Transcript」セクションで単語を選択します。
「開始タイムコード」と「デュレーション」に、選択対象の正確な位置と長さが示されます。
選択対象を聞くには、「再生」または「ループ再生」をクリックします(後者のオプションは、プリロールとポストロールを含めて、選択した単語を繰り返し再生します)。
書き起こしの編集

「Speech Transcript」セクションで、次のいずれかの操作を行います。
書き起こしテキスト全体のクリップボードへのコピー
書き起こしテキスト全体をクリップボードにコピーすると、その内容をテキスト編集アプリケーションで使用できます。
書き起こしを右クリックし、「すべてをコピー」を選択します。
注意: 書き起こしは特定のタイムコードに関連付けられているため、別のアプリケーションで編集した書き起こしテキストをメタデータパネルにペーストすることはできません。