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ビデオクリップとオーディオクリップのリンクおよびリンク解除
ビデオとオーディオを含むクリップは、プロジェクトパネルでは 1 つの項目( )として表示されます。シーケンスにクリップを追加する場合、クリップのビデオ部分とオーディオ部分は、それぞれのトラックに個別のオブジェクトとして表示されます(クリップのビデオソースとオーディオソースの両方を使用すると指定した場合)。
クリップのビデオ部分とオーディオ部分はリンクされています。タイムラインパネルでビデオ部分またはオーディオ部分をドラッグすると、リンクされているもう片方も一緒に動きます。このオーディオとビデオの組み合わせを、リンククリップと呼びます。タイムラインパネルでは、それぞれのリンククリップに同じクリップ名が下線付きで表示されます。ビデオクリップには [V] というマーク、オーディオクリップには [A] というマークが表示されます。
通常、すべての編集機能は、リンクされたクリップのどちらででも機能します。オーディオとビデオを個別に操作したい場合は、リンクを解除できます。リンクを解除すれば、リンクされていない場合と同様にビデオとオーディオを使用できます。リンクを解除した場合、クリップ名の下線と [V] や [A] のマークが表示されなくなりますが、リンク情報は維持されます。クリップを再度リンクすると、非同期の状態と時間が表示されます。クリップは、自動的に再同期させることもできます。
もともとリンクしていないクリップをリンクさせることもできます。この機能は、別々に録画/録音したビデオクリップとオーディオクリップを同期させる場合に便利です。
注意: ビデオクリップはオーディオクリップにだけリンクでき、ビデオクリップを別のビデオクリップにリンクすることはできません。その代わり、1 つのビデオクリップを複数のオーディオクリップにリンクしたり、複数のオーディオクリップを互いにリンクしたりすることができます。
ビデオとオーディオのリンクまたはリンク解除 次のいずれかの操作を行います。
この操作でオーディオとビデオのリンクは解除されますが、このままでは両方とも選択された状態になります。続けてクリップを個別に操作するには、あらためてクリップを選択し直す必要があります。
リンククリップのトラックの個別編集 Alt キーまたは Option キーを押しながら、編集するクリップをクリックし、各種の編集ツールを使用して編集します。クリップの編集が終了したら、クリップを再度選択(クリック)することで、クリップをリンククリップとして編集できます。
非同期になったクリップの自動同期- タイムラインパネルで、非同期状態になっているビデオクリップまたはオーディオクリップのインポイントに表示されている値を、右クリックするか Control キーを押しながらクリックします(この値は、リンクしているビデオクリップまたはオーディオクリップとの非同期時間を示しています)。
- 次のようなオプションがあります。
- 移動して同期
- クリップの選択したビデオ部分またはオーディオ部分が移動して、再度同期します。「移動して同期」を選択すると、同期を確保するために前後のクリップの設定に関係なく移動し、ほかのクリップと重なった場合はそのクリップを上書きします。
- スリップして同期
- スリップ編集が行われ、クリップの位置自体は移動せずに再度同期されます。
 オーディオとビデオを再度同期するのではなく、複数のクリップを同期する(規則的に並べたい)場合は、クリップ/同期を選択します( クリップの同期を参照してください)。
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