PDF (adobe.com)

ソースモニタとプログラムモニタの概要



ソースモニタは、個々のクリップの再生と編集に使用します。ソースモニタでは、インポイントやアウトポイントおよびクリップで使用するソーストラック(オーディオまたはビデオ)を指定して、シーケンスに追加するクリップを準備します。また、クリップマーカーを設定して、タイムラインパネルのシーケンスにクリップを追加することもできます。

プログラムモニタには、編集したシーケンスが再生されます。つまり、タイムラインパネル内のアクティブなシーケンスが表示されます。また、シーケンスマーカーを設定したり、シーケンスのインポイントとアウトポイントを指定して、シーケンス中のフレーム追加位置やフレーム削除位置を定義できます。

各モニタには、タイムラインルーラとコントロールがあります。これらを使用して、再生を制御したり、ソースクリップまたはシーケンスの任意のポイントやフレームに移動したりします。

ソースモニタ(左)とプログラムモニタ(右)

画質の設定

ソースモニタまたはプログラムモニタの解像度を低くすることで、コンピュータに対する処理の負荷を減らすことができます。例えば、プログラムモニタの画質設定を低くすれば、元の状態ではレンダリングの必要があるシーケンスの一部のリアルタイムプレビューを作成できるようになります。

 ソースモニタまたはプログラムモニタのポップアップメニューで、次のいずれかの画質設定を選択します。
高画質
モニタにビデオがフル解像度で表示されます。

ドラフト画質
モニタにビデオが HD クリップのドラフト用の 50 %、25 %の解像度で表示されます。

自動選択
再生のパフォーマンスを測定して、動的に画質を調整します。
注意: すべての画質設定で、ビデオ画像のサイズ変更にはバイリニアピクセルリサンプリング法が使用されます。シーケンスを書き出す場合は、キュービックリサンプリング法が使用されます(キュービックリサンプリング法は、バイリニアピクセルリサンプリング法よりも優れています)。

ズームレベルの変更

ソースモニタおよびプログラムモニタでは、表示領域に収まるようにビデオのサイズが変更されます。各ビューのズームレベル設定を変更して、ビデオを詳しく確認したり、画像の外側のペーストボードエリアのサイズを拡大できます。この機能を使用すれば、モーションエフェクトの調整などの作業がやりやすくなります。

  1. ソースモニタまたはプログラムモニタのズームレベルを、現在の時間表示の右側にあるズームレベルメニューから選択します。

    ソースモニタには、ソースメディアの画像のサイズに倍率の値をかけたサイズの画像が表示されます。プログラムモニタには、シーケンス設定で指定されている画像のサイズに倍率の値をかけたサイズの画像が表示されます。全体表示を選択すると、モニタの表示領域に収まるようにビデオのサイズが変更されます。

  2. モニタの表示領域を変更するには、モニタのスクロールバーを使用して、ビデオ画像の可視領域を変更します。現在のモニタサイズで画像全体を表示できない場合は、スクロールバーが表示されます。