PDF (adobe.com)

サンプルベースのオーディオのインポイントとアウトポイントの設定



インポイントとアウトポイントは、タイムベースの区切り位置、つまりビデオフレームの間に設定されます。一般的には、フレーム単位の編集でも十分なオーディオ品質を得られますが、さらに高い精度が要求されることがあります。例えば、ある音声の 2 つの単語の間にインポイントを設定する場合、単語と単語の間の小さな区切りがフレームとフレームの間に位置しないことがあります。デジタルオーディオは、フレームよりもはるかに細かいオーディオサンプルに分割されています。ソースモニタ、プログラムモニタまたはタイムラインパネルのタイムラインルーラをオーディオサンプルユニットに切り替えることで、オーディオのインポイントとアウトポイントを正確に設定できます。

オーディオクリップをより正確に編集するために、オーディオユニットで表示されるように設定されたソースモニタ

ソースモニタまたはプログラムモニタでのタイムラインルーラからオーディオユニットへの切り替え

 ソースモニタまたはプログラムモニタのパネルメニューで、「オーディオユニット時間で表示」を選択します。

サンプルビューでのオーディオの移動

  1. ソースモニタまたはタイムラインパネルのタイムラインルーラをオーディオユニットに切り替えます。
  2. クリップ内を移動するには、次のいずれかの操作を行います。
    • タイムラインルーラの時間インジケータ  をドラッグすると、クリップ内をスムーズに移動できます。

    • 次のフレームボタンまたは前のフレームボタンをクリックすると、時間インジケータ  が一度にオーディオサンプルを 1 つずつ移動します。

  3. ズームインまたはズームアウトする場合は、ソースモニタまたはタイムラインパネルのタイムラインルーラにある表示エリアバーの左端または右端をドラッグします。

タイムラインパネルのサンプルビューでのオーディオのトリミング

  1. タイムラインパネルのメニューで、「オーディオユニット時間で表示」を選択します。タイムラインパネルとプログラムモニタのタイムラインルーラがサンプルベースの目盛りに切り替わります。
  2. 必要に応じて、編集するクリップが含まれているオーディオトラックを展開し、表示形式を設定ボタン  をクリックして、「波形を表示」を選択します。
  3. ズームスライダを右にドラッグして、クリップのオーディオのインポイントまたはアウトポイントを拡大表示します。
  4. 次のいずれかの操作を行って、クリップをトリミングします。
    • インポイントを調整するには、ポインタをクリップのオーディオの左端に合わせ、ポインタがクリップの最初をトリミングツール  に変わったら、左または右にドラッグします。

    • アウトポイントを調整するには、ポインタをクリップのオーディオの右端に合わせ、ポインタがクリップの最後をトリミングツール  に変わったら、左または右にドラッグします。

  5. 波形表示を使用したり、オーディオを再生して、インポイントとアウトポイントの設定が正しいことを確認します。