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ツール

ツールパネルには、タイムラインパネルでシーケンスを編集するためのツールがいくつか用意されています。ツールを選択すると、ポインタの形状が選択したツールに従って変化します。例えば、レーザーツールを選択し、ポインタをタイムラインパネルのクリップの上に置くと、アイコンがレーザーの形状に変化します 。ただし、選択ツールアイコン  は、現在実行されているタスクを反映した形状に変化することがあります。場合によっては、ツールを使用するときに補助キー(Shift キーなど)を押すと機能が変わり、アイコンもそれに従って変化します。ツールは、ツールパネルから選択するか、もしくはキーボードショートカットを使用して選択できます。またツールパネルは、パネルのサイズを変更したり、縦方向や横方向に表示させることができます。
注意: ツールの初期設定は選択ツールになっており、特別な機能を使用する場合を除いて、常に選択ツールを利用します。自分の思っているとおりに動作しない場合には、まず選択ツールが選択されていることを確認してみてください。
ツールボックス

A.
選択ツール

B.
リップルツール

C.
レート調整ツール

D.
スリップツール

E.
ペンツール

F.
手のひらツール

G.
トラック選択ツール

H.
ローリングツール

I.
レーザーツール

J.
スライドツール

K.
ズームツール

タイムラインパネルでツールを使用するには、ツールをクリックするか、対応するキーボードショートカットを押します。 ツールにカーソルを合わせると、名前とキーボードショートカットが表示されます。

選択ツール
クリップ、メニュー項目、およびユーザインターフェイス内のその他のオブジェクトを選択するための標準的なツールです。 通常、その他の特殊ツールを使い終わったら選択ツールを選択しておくと、効率的に操作することができます。 選択ツールの使用方法について詳しくは、1 つまたは複数のクリップの選択を参照してください。

トラック選択ツール
このツールは、シーケンス内のカーソルの右側にあるすべてのクリップを選択する場合に選択します。 トラック内のクリップとその右側にあるすべてのクリップを選択するには、クリップをクリックします。すべてのトラックのクリップとその右側にあるすべてのクリップを選択するには、Shift キーを押しながらクリップをクリックします。 Shift キーを押すと、トラック選択ツールがマルチトラック選択ツールに変わります。トラック選択ツールの使用方法について詳しくは、1 つまたは複数のクリップの選択および特定のトラック上のすべてのクリップの削除を参照してください。

リップルツール
このツールは、タイムライン内のクリップのインポイントまたはアウトポイントをトリミングする場合に選択します。 リップルツールでは、編集によって生じたスペースが削除され、タイムラインの右または左にクリップが重ねられて、トリミングしたクリップの左または右に行ったすべての編集操作が維持されます。 リップルツールの使用方法について詳しくは、ローリング編集とリップル編集を参照してください。

ローリングツール
このツールは、タイムライン内の 2 つのクリップ間の編集ポイントをロールして、2 つのクリップの合計デュレーションを維持したまま、一方のクリップのインポイントともう一方のクリップのアウトポイントを同時にトリミングする場合に使用します。 ローリングツールの使用方法について詳しくは、ローリング編集とリップル編集を参照してください。

レート調整ツール
このツールは、再生速度を速くしてタイムライン内のクリップを短くしたり、再生速度を遅くしてタイムライン内のクリップを長くする場合に使用します。 レート調整ツールは、速度とデュレーションを変更しますが、クリップのインポイントとアウトポイントは変更しません。 レート調整ツールの使用方法について詳しくは、レート調整ツールを使用したクリップ速度とデュレーションの変更を参照してください。

レーザーツール
このツールは、タイムライン内のクリップを 1 箇所または複数の位置で分割する場合に使用します。 クリップの特定の位置をクリックすると、その位置でクリップが正確に分割されます。 すべてのトラックのクリップを特定の位置で分割するには、任意のクリップの特定の位置を Shift キーを押しながらクリックします。 レーザーツールの使用方法について詳しくは、1 つまたは複数のクリップの分割を参照してください。

スリップツール
このツールは、デュレーション(インポイントとアウトポイント間の時間的長さ)を保ったまま、タイムライン内のクリップのインポイントとアウトポイントを同時に変更するのに使用します。例えば、10 秒のクリップをシーケンス内で 5 秒にトリミングした場合、スリップツールを使用して、5 秒間のデュレーションとタイムラインでの位置を保ったまま、クリップのトリミングされた部分を表示することができます。スリップツールの使用方法について詳しくは、スリップ編集とスライド編集を参照してください。

スライドツール
このツールは、クリップをタイムライン内で左または右に移動して、そのクリップの両側にあるクリップを同時にトリミングする場合に選択します。 3 つのクリップの合計デュレーションとタイムラインでのグループの位置は保たれます。 スライドツールの使用方法について詳しくは、スリップ編集とスライド編集を参照してください。

ペンツール
このツールは、タイムライン内のキーフレームを設定または選択したり、接続線を調整する場合に選択します。 接続線を調整するには、接続線をクリックしてドラッグします。 キーフレームを設定するには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Macintosh)を押しながら接続線上をクリックします。連続していないキーフレームを選択する場合は、Shift キーを押しながらクリックします。連続しているキーフレームを選択するには、それらを囲むようにドラッグします。 ペンツールの使用方法について詳しくは、キーフレームの選択を参照してください。

手のひらツール
このツールは、タイムラインの表示エリアを右または左に移動する場合に選択します。 表示エリアの任意の場所をクリックして、左または右にドラッグします。

ズームツール
このツールは、タイムラインの表示エリアをズームインまたはズームアウトする場合に選択します。 表示エリアをクリックすると、1 段階ごとにズームインします。 Alt キー(Windows)または Option キー(Macintosh)を押しながらクリックすると、1 段階ごとにズームアウトします。 ズームツールの使用方法について詳しくは、シーケンス内の移動を参照してください。