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トラックの操作
タイムラインパネルのビデオトラックおよびオーディオトラックでは、クリップの配置や編集、特殊効果(エフェクト)の追加を行います。必要に応じてトラックの追加や削除が行えるほか、名前の変更や処理対象のトラックの指定が行えます。
トラックの追加新しいビデオトラックは既存のビデオトラックの上に表示され、新しいオーディオトラックは既存のオーディオトラックの下に表示されます。トラックを削除すると、トラック内のすべてのクリップが削除されますが、プロジェクトパネルに表示されているソースクリップのリストから、削除したトラックのクリップが削除されることはありません。
注意: 追加できるトラックの数に制限はありません。システムのリソースによってだけ制限されます。
- タイムラインパネルをアクティブにして、シーケンス/トラックの追加を選択します。
- トラックの追加ダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。
トラックを追加するには、ビデオ、オーディオ、オーディオサブミックスの各トラックの「追加」フィールドに追加するトラック数を入力するか、ホットテキストをドラッグします。
追加するトラックの場所を指定するには、追加するトラックの種類に応じて、配置メニューからオプションを選択します。
追加するオーディオトラックまたはサブミックストラックの種類を指定するには、オーディオまたはオーディオサブミックスの各トラックの種類メニューからオプションを選択します(オーディオチャンネルの種類について詳しくは、シーケンス内のオーディオトラックについてを参照してください)。
- 「OK」をクリックします。
注意: オーディオトラックには、チャンネルの種類(モノラル、ステレオ、5.1)が同じオーディオクリップだけを入れることができます。 オーディオクリップの種類が不明な場合は、プロジェクトパネルでクリップを選択して、プレビューエリアでクリップの情報を確認します。
トラックの削除ビデオとオーディオのいずれの場合も、複数のトラックを同時に削除できます。
- タイムラインパネルをアクティブにして、シーケンス/トラックの削除を選択します。
- トラックの削除ダイアログボックスで、削除するトラックの種類のチェックボックスをオンにします。
- オンにした各項目で、削除するトラックをポップアップメニューで指定します。
トラック名の変更- 変更するトラック名を右クリック(Windows)、または Ctrl キーを押しながらクリック(Macintosh)して、「名前の変更」を選択します。
- トラックの新しい名前を入力して、Enter キー(Windows)または Return キー(Macintosh)を押します。
同期ロックで変更するトラックの指定編集するトラックで「同期ロック」を有効化すると、インサート、リップル削除またはリップルトリミング操作を実行する場合に対象となるトラックを指定できます。操作の対象であるクリップが含まれたトラックは、同期ロックの状態に関係なく常に移動しますが、その他のトラックは同期ロックが有効な場合のみクリップを移動します。例えば、インサート編集では、Video 1 と Audio 1 での編集ポイントの右にあるすべてのクリップを右に移動して、Audio 2 のすべてのクリップを配置する場合は、Video 1 と Audio 1 の同期ロックを有効化します。
次のいずれかの操作を行います。
同期ロックアイコン がボックスに表示され、対象のトラックの同期ロックが有効になります。
注意: 1 つまたは複数のトラックの同期ロックを無効化するには、ビデオまたはオーディオのすべてのトラックでもう一度、同期ロックを切り替えボックスをクリックするか、Shift キーを押しながらクリックします。これで、同期ロックアイコンが表示されなくなります。
トラックのロックによる変更の防止トラック全体をロックすれば、シーケンスのほかの部分を操作しているときに、そのトラック上のクリップを誤って操作してしまうことを防止できます。タイムラインパネルでは、ロックされたトラックには斜線が表示されます。ロックされたトラック内のクリップはどのような方法でも変更できませんが、プレビューや書き出し時にはシーケンスに含まれます。ビデオトラックとそれに対応するオーディオトラックの両方をロックするには、各トラックを個別にロックします。ターゲットトラックをロックすると、そのトラックはターゲットではなくなります。トラックのロックを解除して、トラックを再びターゲットトラックに指定するまで、そのトラックにソースクリップを追加することはできません。
 トラックをロックすることで、インサート編集時にトラック内のクリップが移動されないようにすることができます。
シーケンス内のトラックの除外プレビューと書き出しから任意のトラックを除外することができます。除外したビデオトラック内のクリップは、プログラムモニタに表示されません。また除外したオーディオトラック内のクリップも、オーディオミキサーパネルまたはスピーカに出力されません。
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