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After Effects と Adobe Premiere Pro 間のコピーとペースト
After Effects のタイムラインパネルから、オーディオまたは平面を含むビデオ映像のアイテムを基にしたレイヤーをコピーして、Adobe Premiere Pro のタイムラインパネルにペーストできます。
Adobe Premiere Pro のタイムラインパネルから、アセット(トラック内のアイテム)をコピーして、After Effects のタイムラインパネルにペーストできます。
After Effects と Adobe Premiere Pro のどちらからでも、もう一方のプロジェクトパネルにフッテージアイテムをコピー&ペーストすることができます。
注意: ただし、After Effects のプロジェクトパネルから Adobe Premiere Pro のタイムラインパネルにフッテージアイテムをペーストすることはできません。
Adobe Premiere Pro のプロジェクトからすべてのクリップまたはシーケンス単位で処理したい場合は、「読み込み」コマンドを使用してプロジェクトを After Effects に読み込みます。  Adobe Dynamic Link を使用すると、レンダリングせずに、After Effects の新規または既存のコンポジションと Adobe Premiere Pro との間にダイナミックリンクが作成できます。
After Effects と Adobe Premiere Pro 間でアイテムを交換する方法を説明したビデオについては、www.adobe.com/go/vid0256_jp を参照してください。
After Effects から Adobe Premiere Pro へのコピーAfter Effects のコンポジションからフッテージアイテムを基にしたレイヤーをコピーして、Adobe Premiere Pro のシーケンスにペーストできます。Adobe Premiere Pro では、これらのレイヤーはシーケンス内のクリップに変換され、ソースフッテージがプロジェクトパネルにコピーされます。レイヤーに Adobe Premiere Pro でも使用されているエフェクトが含まれている場合、Adobe Premiere Pro はエフェクトとそのすべての設定およびキーフレームを継承します。
ネスト化されたコンポジション、Photoshop レイヤー、平面レイヤーおよびオーディオレイヤーをコピーすることもできます。Adobe Premiere Pro では、ネスト化されたコンポジションはネストされたシーケンスに、平面レイヤーはカラーマットに変換されます。シェイプ、テキスト、カメラ、ライトまたは調整レイヤーを Adobe Premiere Pro にコピーすることはできません。
- Adobe Premiere Pro を起動します(After Effects でレイヤーをコピーする前に Adobe Premiere Pro を起動する必要があります)。
- After Effects のタイムラインパネルでレイヤー(複数可)を選択します。
注意: After Effects で時間軸上で重なっていない複数のレイヤーを選択しコピーした場合、レイヤーは Adobe Premiere Pro では同じトラックに配置されます。一方、After Effects でレイヤーが重なっている場合、Adobe Premiere Pro では、選択した順序に従ってトラックに配置されます。各レイヤーは別々のトラックに配置され、最後に選択したレイヤーがトラック 1 に表示されます。例えば、前面から背面へ順にレイヤーを選択した場合、Adobe Premiere Pro では逆の順序で表示され、最も背面のレイヤーがトラック 1 に表示されます。
- 編集/コピーを選択します。
- Adobe Premiere Pro のタイムラインパネルでシーケンスを開きます。
- 現在の時間インジケータを目的の位置に移動し、編集/ペースト、または編集/インサートペーストを選択します。
Adobe Premiere Pro へのペーストの結果Adobe Premiere Pro のシーケンスにレイヤーをペーストする場合、コピーされたレイヤーに含まれるキーフレーム、エフェクトおよびその他のプロパティは、次のように変換されます。
After Effects のアイテム
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Adobe Premiere Pro で変換されたアイテム
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注意
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トランスフォームプロパティの値とキーフレーム
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モーションまたは不透明度の値とキーフレーム
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ベジェ、自動ベジェ、連続ベジェまたは停止などのキーフレームの種類は保持されます。
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エフェクトプロパティとキーフレーム
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エフェクトプロパティとキーフレーム(エフェクトが Adobe Premiere Pro にも存在する場合)
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Adobe Premiere Pro では、サポートされていないエフェクトはエフェクトコントロールパネルにオフラインとしてリスト表示されます。After Effects のエフェクト名と Adobe Premiere Pro のエフェクト名が同じ場合がありますが、実際には異なるエフェクトなので、これらは変換されません。
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オーディオレベルプロパティ
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チャンネルボリュームエフェクト
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ステレオミキサーエフェクト
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チャンネルボリュームエフェクト
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マスクとマット
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変換されません
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時間伸縮プロパティ
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速度プロパティ
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速度と時間伸縮は反比例します。例えば、After Effects での 200 %の伸縮は Adobe Premiere Pro では 50 %の速度に変換されます。
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レイヤーマーカー
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クリップマーカー
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タイムリマッププロパティ
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タイムリマップエフェクト
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描画モード
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変換されません
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エクスプレッション
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変換されません
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Adobe Premiere Pro から After Effects へのコピーAdobe Premiere Pro のシーケンスからビデオまたはオーディオアセットをコピーして、After Effects のコンポジションにペーストできます。After Effects ではアセットがレイヤーに変換され、ソースフッテージのアイテムがプロジェクトパネルにコピーされます。アセットに After Effects でも使用されているエフェクトが含まれている場合、After Effects はエフェクトとそのすべての設定およびキーフレームを変換します。
カラーマット、静止画、ネストされたシーケンスおよびオフラインファイルもコピーできます。After Effects では、カラーマットは平面レイヤーに、ネストされたシーケンスはネスト化されたコンポジションに変換されます。Photoshop の静止画を After Effects にコピーした場合、After Effects では Photoshop のレイヤー情報が保持されます。After Effects に Adobe Premiere Pro タイトルをペーストすることはできませんが、Adobe Premiere のタイトルから属性のあるテキストをペーストすることはできます。
- Adobe Premiere Pro のタイムラインパネルでアセットを選択します。
- 編集/コピーを選択します。
- After Effects のタイムラインパネルでコンポジションを開きます。
- タイムラインパネルがアクティブになっている状態で、編集/ペーストを選択します。アセットがタイムラインパネルの最上層のレイヤーとして表示されます。
注意: アセットを現在の時間インジケータの位置にペーストするには、現在の時間インジケータの位置を合わせ、Ctrl+Alt+V キー(Windows)または Command+Option+V キー(Macintosh)を押します。
After Effects でのペーストの結果After Effects のコンポジションにアセットをペーストする場合、コピーされたアセットに含まれるキーフレーム、エフェクトおよびその他のプロパティは、次のように変換されます。
Adobe Premiere Pro のアセット
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After Effects で変換されたアイテム
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注意
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モーションまたは不透明度の値とキーフレーム
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トランスフォームプロパティの値とキーフレーム
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ベジェ、自動ベジェ、連続ベジェまたは停止などのキーフレームの種類は保持されます。
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ビデオエフェクトプロパティとキーフレーム
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エフェクトプロパティとキーフレーム(エフェクトが After Effects にも存在する場合)
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After Effects では、サポートされていないエフェクトはエフェクトコントロールパネルに表示されません。
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クロップエフェクト
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マスクレイヤー
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ビデオとオーディオのトランジション
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クロスディゾルブのみ不透明度キーフレームまたは平面レイヤー
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ボリュームおよびチャンネルボリュームオーディオエフェクト
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ステレオミキサーエフェクト
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その他のオーディオエフェクトは変換されません。
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速度プロパティ
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時間伸縮プロパティ
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速度と時間伸縮は反比例します。例えば、Adobe Premiere Pro での 50 %の速度は After Effects では 200 %の伸縮に変換されます。
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フレームの保持
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タイムリマップ プロパティ
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クリップマーカー
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レイヤーマーカー
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シーケンスマーカー
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新規平面レイヤー上のマーカー
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シーケンスマーカーをコピーするには、シーケンス自体をコピーするか、または Adobe Premiere Pro のプロジェクト全体をコンポジションとして読み込む必要があります。
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オーディオトラック
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オーディオレイヤー
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5.1 サラウンドまたは 16 ビットを超えるオーディオトラックはサポートされていません。モノラルおよびステレオオーディオトラックはレイヤーとして読み込まれます。
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カラーマット
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平面レイヤー
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タイムリマップエフェクト
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タイムリマッププロパティ
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タイトル
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変換されません
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カラーバー&トーン
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変換されません
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カウントダウンマーク
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変換されません
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