プログラムモニタでのモーションのアニメート
プログラムモニタでクリップを直接操作し、モーションエフェクトのキーフレームを設定することで、アニメーションやピクチャインピクチャを作成できます。プログラムモニタでクリップの位置とスケールを調整すると、その下のトラックのクリップが見える複雑なコンポジションを作成できます。
クリップの位置をアニメートすると、プログラムモニタにクリップの動きがモーションパスで表されます。白い小さな×印はキーフレームがある位置、点線は補間されたフレームでの位置、丸いクリップのアンカーポイントは現在のフレームでのクリップの位置を表します（初期設定では中心に表示されます）。点線状の各点の間隔はキーフレーム間の速度を表します。間隔が広いほど動きが早く、狭いほど動きが遅くなります。
パン＆スキャンフォトモンタージュでのモーションエフェクトの使用方法について詳しくは、Videomaker Magazine Web サイト上のビデオチュートリアル「Creating A Montage In Premiere Pro」を参照してください。
モーションエフェクトの変化をシーケンスクリップにすばやく適用するには、プログラムモニタで画像をクリックして、操作を開始します（最初にエフェクトコントロールパネルでモーションエフェクトの隣のトランスフォームアイコンをクリックする必要はありません）。画像の位置を調整する場合は、ベジェキーフレームを使用して、その動きをさらに調整できます。
プログラムモニタでのクリップのアニメート
エフェクトコントロールパネルでモーションエフェクトが選択されているときは、プログラムモニタでクリップを操作できます。モーションエフェクトの 1 つまたは複数のプロパティ（位置など）にキーフレームを設定してアニメーションを作成できます。
- タイムラインパネルでクリップを選択します。
- 次のいずれかの操作を行います。
プログラムモニタのクリップの周囲にハンドルが表示されます。
注意： ハンドルが表示されない場合は、プログラムモニタのズームレベルを低くして、ビデオフレームの周りのグレーのワークエリアを拡大します。
- アニメーションの開始フレームまで時間インジケータを移動します。アニメーションは、クリップの現在のインポイントとアウトポイントの間の任意のフレームから開始できます。
- エフェクトコントロールパネルでモーションエフェクトを展開し、その時間位置に設定する各プロパティの横にあるアニメーションのオン／オフボタン
をクリックします。そのプロパティのキーフレームのアイコンが時間インジケータの位置に表示されます。
- プログラムモニタで、クリップの 8 つのハンドルの近くにカーソルを動かし、次のいずれかのポインタツールを使用してキーフレームの値を変更します。
- タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルで、プロパティの新しい値（新しいキーフレーム）を定義する位置まで時間インジケータを移動します。
- プログラムモニタでクリップを操作して、手順 3 でキーフレームを設定した各プロパティに新しい値を設定します。エフェクトコントロールパネルの時間インジケータの位置に新しいキーフレームのアイコンが表示されます。
- 必要に応じて、手順 5 と 6 を繰り返します。
クリップのアニメート設定を行う場合、プログラムモニタのズームレベルを低くしたほうが便利な場合があります。ズームレベルを低くすると、画面の表示エリアの外に表示されるグレーのペーストボードエリアが広くなり、このエリアを使用してクリップをスクリーンの外に配置できます。
- エフェクトコントロールパネルで、位置、スケール、回転またはアンチフリッカープロパティキーフレームのベジェハンドルをドラッグして、プロパティの変化速度を制御します。
エフェクトコントロールパネルでの位置ベジェハンドルのドラッグによる、曲線モーションパスの作成
モーションパスでの位置キーフレームの変更
位置キーフレームは、プログラムモニタでキーフレーム（白い×印）をドラッグするだけで値を変更でき、簡単な操作でモーションパスを調整できます。
- モーションエフェクトのキーフレームがあるクリップを選択します。
- エフェクトコントロールパネルで、モーションエフェクト名の隣のトランスフォームアイコン
をクリックします。クリップのモーションパスがプログラムモニタに表示されます。
- 次のいずれかの操作を行います。
既存のキーフレームを移動するには、プログラムモニタでキーフレームのハンドルをドラッグします。
新しい位置キーフレームを作成するには、時間インジケータを既存のキーフレームの間に設定して、プログラムモニタでクリップを目的の位置までドラッグします。エフェクトコントロールパネルとタイムラインパネルのタイムラインに新しいキーフレームが表示されます。
注意： この方法は、位置キーフレームの値を変更します。キーフレームのタイミングを変更するには、エフェクトコントロールパネルでキーフレームのアイコンを移動します。
曲線に沿ったクリップの移動
プログラムモニタでベジェハンドルを使用して、クリップを曲線に沿って移動させることができます。
- タイムラインパネルでクリップを選択します。
- タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルのどちらかで、アニメーションの開始位置まで時間インジケータを移動させます。アニメーションは、クリップの現在のインポイントとアウトポイントの間の任意のフレームから開始できます。
- エフェクトコントロールパネルで、「モーション」コントロールの横にある三角形をクリックします。
- 「位置」コントロールの横にあるアニメーションのオン／オフボタン をクリックして、最初のキーフレームを設定します。
- タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルのどちらかで、アニメーションの終了フレームまで時間インジケータを移動させます。
- プログラムモニタで、クリップの動きを終了させる位置までクリップをドラッグします。
プログラムモニタに、クリップのモーションの開始位置と終了位置をつなぐモーションパスが表示されます。このモーションパスの端の近くに小さいベジェハンドルが表示されます。
- いずれか一方または両方のぺジェハンドルを任意の方向にドラッグして、モーションパスの曲線を作成します。
- エフェクトコントロールパネルで、位置キーフレームを右クリック（Windows）、または Control キーを押しながらクリック（Macintosh）します。
- 時間補間法メニューまたは空間補間法メニューのどちらかから、アクセラレーションの種類を選択します。
- 時間インジケータを最初のキーフレームまでドラッグし、Enter キー（Windows）または Return キー（Macintosh）を押して、クリップのモーションをプレビューします。
位置キーフレームの時間補間法としてのベジェの選択
PDF (adobe.com)
は位置の値を設定します。
は回転の値を設定します。
はスケールの値を設定します。
