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トラブルシューティング:インテル(R) PRO/Wireless 3945ABG ネットワーク コネクション ユーザ ガイド



インテル ワイヤレス トラブルシュータ

インテル ワイヤレス トラブルシュータはワイヤレス ネットワークの接続の問題を解決するお手伝いをするアプリケーションです。接続に関する問題が検出されると、デスクトップ アラートがデスクトップ画面の右下隅に表示されます。デスクトップ アラートをクリックすると、接続に関する問題を解決するための推奨手順が診断メッセージに表示されます。たとえば、パスワードが不正なために接続の問題が起きた場合は、表示されたハイパーリンクをクリックすると、[プロファイル ウィザード] が起動されます。ワイヤレス イベント ビューア を起動して、アラート通知の有効/無効を切り替えることもできます。インテル ワイヤレス トラブルシュータは、Microsoft Windows XP と Microsoft Windows 2000 でサポートされています。

インテル ワイヤレス トラブルシュータの説明

インテル ワイヤレス トラブルシュータは 2 つのパネルで構成されます。左のパネルには利用可能なツールが一覧表示されます。右のパネルには、現在の接続に関する問題が表示されます。このパネルは、エラー メッセージと推奨する対策の 2 つのセクションに分かれています。対策には、問題を解決するために使用できるユーティリティおよびヘルプが説明されています。ヘルプのリンクをクリックすると、ウィンドウにヘルプ テキストが表示されます。関連する問題の解決リンクをクリックすると、接続問題を解決するためのプログラムが起動されます。

使用可能なヘルプ

日時エラー メッセージ:

  • エラーの説明
  • 利用可能な場合は、エラーを解決するためのリンクが表示されます。下記の「エラーを解決する」を参照してください。
  • エラーを解決するための推奨手順へのリンク

ワイヤレス イベント ビューア

ワイヤレス イベント ビューアを起動します。

通知を無効にする/通知を有効にする

アラートの通知を無効または有効にする場合に選択します。  

メニュー オプション

ファイル

終了:クリックすると、インテル ワイヤレス トラブルシュータ アプリケーションが終了します。

ヘルプ

 

インテル(R) ワイヤレス トラブルシュータ ヘルプ:インテル ワイヤレス トラブルシュータのオンライン ヘルプを表示します。

バージョン情報:インテル ワイヤレス トラブルシュータのバージョン情報を表示します。  


ワイヤレス イベント ビューア

ワイヤレス イベント ビューア プログラムは、エラー ログの記録の一覧を表示します。すべての有効なログ記録をカスタマ サポートに送信するためにバイナリ形式で保存できます。ワイヤレス イベント ビューアを起動するには、[ツール] メニューから [ インテル ワイヤレス トラブルシュータ] をクリックし、[ワイヤレス イベント ビューア] をクリックします。

ワイヤレス イベント ビューア

名前

説明

ファイル

ログ ファイルの保存場所を変更する場合に選択します。

  1. [設定] をクリックして、[ワイヤレス イベント ビューアの設定] を開きます。
  2. 保存されたログ ファイル用のデフォルト フォルダを指定してください:現在のフォルダが表示されます。デフォルトの場所はデスクトップです。[参照] をクリックして、新しいフォルダ場所を指定します。
  3. [OK] をクリックして、変更を適用します。変更を適用せずに終了するには、[キャンセル] をクリックします。

終了:クリックすると、ワイヤレス イベント ビューアが終了して、インテル ワイヤレス トラブルシュータに戻ります。

ヘルプ

このページのヘルプ情報を表示します。

バージョン情報:インテル ワイヤレス トラブルシュータのバージョン情報を表示します。

ワイヤレス イベント ビューアの情報

レベル:接続の問題の重大度がアイコンで示されます。

重大度レベルは次のとおりです。

  • 情報
  • エラー
  • 警告

説明:接続の問題の簡潔な説明。

日付と時刻:検出された接続の問題の日時。この列は昇順または降順で並べ替えできます。表示されたイベントを並べ替えるには、列のヘッダをクリックします。

名前を付けて保存

有効なログを保存します。表示されるファイル名を採用するか、変更します。

クリア

ワイヤレス イベント ビューア内の情報を削除します。


エラーを解決する

インテル ワイヤレス トラブルシュータが検出したネットワーク接続に関する問題を解決するには、次に推奨する手順に従ってください。    

ユーザ クリデンシャルが無効なため、認証に失敗しました
ユーザ名が無効なため、認証に失敗しました
サーバ証明書が無効なため、認証に失敗しました
サーバ クリデンシャルが無効なため、認証に失敗しました
サーバ ID が無効なため、認証に失敗しました
ユーザ証明書が無効なため、認証に失敗しました
証明書を検索するための PIN が不正です
AAA サーバが利用できないために認証が失敗しました
ワイヤレス アダプタが有効な IP アドレスの取得に失敗しました
タイマーの有効期限が切れたため、認証に失敗しました
スマート カードが予期せずに取り外されました
アクセス ポイントから切断されました
GSM アダプタが予期せずに削除されました
AAA サーバは EAP 方法を拒否しました
管理者プロファイルの認証に失敗しました
管理者プロファイルで、DHCP サーバから IP アドレスを取得できませんでした
アプリケーションを起動できませんでした


ユーザ クリデンシャルが無効なため、認証に失敗しました:クリデンシャルを入力し直してください

この認証エラーは、無効なユーザ クリデンシャルによって発生します (ユーザ名、パスワード、その他のユーザ クリデンシャル)。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイル リストから TTLS、PEAP、LEAP、または EAT-FAST プロファイルを選択します。
  2. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  3. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。[エンタープライズ セキュリティ] が選択されました。
  4. 802.1x の [認証タイプ] を選択してください。
  5. [ユーザ クリデンシャル] で [次を使用する] を選択します。
  6. ユーザ名、ドメイン、パスワード情報を確認します。
  7. [OK] をクリックして設定を保存します。

ユーザ名が無効なため、認証に失敗しました:ユーザ名を入力し直してください

この認証エラーは、無効なユーザ名が原因である場合があります。   

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
  2. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  3. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。[エンタープライズ セキュリティ] が選択されました。
  4. 適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
  5. [OK] をクリックして設定を保存します。

サーバ証明書が無効なため、認証に失敗しました:別の証明書を選択してください

この認証エラーは、無効なサーバ証明書が原因である場合があります。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
  2. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  3. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。[エンタープライズ セキュリティ] が選択されました。
  4. 適切な 802.1x の [認証タイプ] が選択されました。

証明書に関する注意事項:指定した ID は証明書の [発行先] と一致し、認証システムで使用される認証サーバ(RADIUS サーバなど)に登録されていることが必要です。証明書は、認証サーバに対して有効であることが必要です。このための必要要件は認証サーバによって異なり、一般的に、証明書の発行者が証明機関として認証サーバに認識されていることが必要になります。ログイン時には、証明書のインストール時と同じユーザ名を使用します。

  1. [閉じる] をクリックします。
  2. [OK] をクリックして設定を保存します。

サーバ クリデンシャルが無効なため、認証に失敗しました:サーバ クリデンシャルを入力し直してください

この認証エラーは、無効なサーバ (ドメイン) のクリデンシャルが原因である場合があります。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
  2. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  3. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。[エンタープライズ セキュリティ] が選択されました。
  4. 適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
  1. [OK] をクリックして設定を保存します。

サーバ ID が無効なため、認証に失敗しました:サーバ名を入力し直してください

この認証エラーは、無効なサーバ ID 情報が原因である場合があります。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
  2. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  3. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。[エンタープライズ セキュリティ] が選択されました。
  4. 適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
  5. TTLS および PEAP プロファイルの場合:ローミング ID サーバ名が正しいことを確認します。
  6. [OK] をクリックして設定を保存します。

ユーザ証明書が無効なため、認証に失敗しました:ユーザ クリデンシャルを入力し直してください

この認証エラーは、無効なサーバ (ドメイン) のクリデンシャルが原因である場合があります。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
  2. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  3. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。[エンタープライズ セキュリティ] が選択されました。
  4. 適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
  5. TTLS および PEAP プロファイルの場合:正しい認証タイプが選択されていることを確認してください。
  6. [選択] をクリックして、インストールされている証明書のリストから別の証明書を選択します。
  7. [OK] をクリックします。
  8. TLS プロファイルの場合:[選択] をクリックして、インストールされている証明書のリストから別の証明書を選択します。
  9. [OK] をクリックします。

証明書に関する注意事項:指定した ID は証明書の [発行先] と一致し、認証システムで使用される認証サーバ(RADIUS サーバなど)に登録されていることが必要です。証明書は、認証サーバに対して有効であることが必要です。このための必要要件は認証サーバによって異なり、一般的に、証明書の発行者が証明機関として認証サーバに認識されていることが必要になります。ログイン時には、証明書のインストール時と同じユーザ名を使用します。

  1. [閉じる] をクリックします。
  2. [OK] をクリックして設定を保存します。

証明書を検索するための PIN が無効です:PIN を入力し直してください

不正な PIN のために証明書の検索に失敗しました。

推奨する問題解決法:正しい PIN を入力します。


AAA サーバが利用できないために認証が失敗しました

ワイヤレス アダプタがアクセス ポイントに関連付けられているのに、認証サーバからの応答のせいで 802.1x 認証が完了できません。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイルを選択します。
  2. [接続] をクリックして、ネットワークに関連付けとサーバとの認証付けを試行します。

ワイヤレス アダプタが有効な IP アドレスの取得に失敗しました

このエラーは、ネットワークとの認証エラー、不正な暗号化キー、または DHCP サーバの故障により起こります。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
  2. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  3. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。[エンタープライズ セキュリティ] が選択されました。
  4. 暗号化キーを入力します。
  5. [OK] ボタンをクリックして、プロファイルのセキュリティ設定を保存します。

タイマーが切れたために認証に失敗しました

このモバイル ステーションの認証中に認証タイマーの有効期限が切れたために認証に失敗しました。ローグ AP または RADIUS サーバとの問題がこの問題の原因である可能性があります。

推奨する問題解決法:


スマート カードが予期せずに取り外されました

このエラーは、スマート カードが予期せずに取り外された場合に起こります。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. スマート カードを挿入します。
  2. 802.1x EAP-SIM 認証プロファイルを選択します。
  3. [接続] をクリックし、ネットワークへの関連付けを試みます。

アクセス ポイントから切断されました

ワイヤレス アダプタがネットワーク アクセス ポイントから切断された際に、次のエラー メッセージが表示されます。

関連付けができないのでアクセス ポイントから切断します。
認証ができないのでアクセス ポイントから切断します。
TKIP Michael Integrity Check エラーによりアクセス ポイントから切断します。
Class 2 フレーム非認証エラーによりアクセス ポイントから切断します。
Class 3 フレーム非認証エラーによりアクセス ポイントから切断します。
再接続エラーによりアクセス ポイントから切断します。
情報要素エラーによりアクセス ポイントから切断します。
EAPOL-キー プロトコル四方向ハンドシェイクのエラーによりアクセス ポイントから切断します。
802.1x の認証エラーによりアクセス ポイントから切断します。

推奨する問題解決法:プロファイルを選択します。[接続] をクリックし、ネットワークへの関連付けを試みます。


GSM アダプタが予期せずに削除されました

スマート カードが予期せずに取り外されましたを参照してください。


AAA サーバが EAP 方法を拒否しました

このエラーは、AAA サーバが設定された認証を受け入れない場合に生じます。

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. タスクバーにあるアイコンをダブルクリックしてインテル PROSet/Wireless を開きます。
  2. インテル PROSet/Wireless メイン ウィンドウで[プロファイル] をクリックします
  3. プロファイル リストの中から、関連付けられた、または前回使用したプロファイルを選択します。
  4. [プロパティ] をクリックして [一般設定] ページを開きます。
  5. [次へ] をクリックして [詳細設定] を開きます。
  6. [802.1x 認証を有効にする] が選択されていることを確認します。
  7. 正しい認証タイプが選択されていることを確認してください。
  8. 必要なセキュリティ情報を入力します。
  9. [OK] をクリックします。これでプロファイルが再適用され、インテル PROSet/Wireless は、ワイヤレス ネットワークに接続を試みます。

GSM アダプタが予期せずに削除されたため、エラーが発生しました。

このエラーは、GSM アダプタがしっかり挿入されていない場合や、モバイル ステーションから予期せず外された場合に発生します。   

このエラーを解決するには次の手順に従ってください。

  1. GSM アダプタを挿入しなおします。
  2. 画面の右下にあるインテル PROSet/Wireless ソフトウェア アイコンをダブルクリックします。
  3. プロファイル リストの中から、関連付けられた、または前回使用したプロファイルを選択します。
  4. [接続] をクリックします。これでプロファイルが再適用され、インテル PROSet/Wireless ソフトウェアは、ワイヤレス ネットワークに接続を試みます。

管理者プロファイルを認証できませんでした

このエラーは、プロファイル内のクリデンシャルが認証者 (アクセス ポイントまたは AAA サーバ) によって受け入れられなかった場合に発生します。この問題を解決するには、管理者にご連絡ください。


管理者プロファイルで、DHCP サーバから IP アドレスを取得できませんでした。

このエラーは、ネットワークとの認証エラー、不正な暗号化キー、または DHCP サーバの故障により起こります。この問題を解決するには、管理者にご連絡ください。


アプリケーションが起動しませんでした

このプロファイルが接続されたときに起動するように指定したアプリケーションが見つかりませんでした。プロファイル ウィザードの詳細設定で、パスとファイル名を確認してください。

パスとファイル名を確認するには、次の手順に従ってください。

  1. インテル PROSet/Wireless メイン ウィンドウで [プロファイル] をクリックします。
  2. プロファイルを選択します。
  3. [プロパティ] をクリックします。
  4. [詳細設定] をクリックします。
  5. [アプリケーションの起動を有効にする] をクリックします。ファイル名とファイルの場所を示すパスが正しいことを確認してください。
  6. [OK] をクリックして [詳細設定] を閉じます。
  7. [OK] をクリックして、[一般設定] を閉じ、プロファイル リストに戻ります。

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